今始めるならNISA?イデコ?

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どうも猿人です。

今日はNISAとイデコについて書いていきます。

今年も終わりに近づいてきて年末調整の時期にやってきました。この時期に皆さんが感じているのが節税についてではないでしょうか?

もう少し所得が増えないかなあと感じてしまうのは世の常です。

そんななか岸田内閣が言っている国民総投資社会の実現に向けた非課税投資の拡大などで最近加入が増えているNISAとイデコについてです。

正直よく聞いくようになったけど、そもそもなに?

っていまさら聞けない感はありますよね。それに制度の違いとメリットデメリットの具体的な違いなんかもよくわからないというかた案外多いのではないでしょうか?

今日の記事のターゲット

✅貯金はしているが、銀行に眠らせているのがいいのかわからない

✅そろそろ投資をやってみようとおもうけど、なにがいいのかわからない

✅損はしたくないけど、お金は増やしたい

✅将来は漠然と不安だ。

こんな人に読んでもらいたいです。

イデコ(iDeCo)ってなに?

そもそもイデコってなに?って思われている方もいらっしゃるかもしれませんので簡単にふれておきましょう。

iDeCoとは確定拠出年金の個人版のことで、本来は企業版の確定拠出年金というものがあります。

これは15年前くらいから企業において増えてきた制度で、アメリカの401Kという企業年金制度を日本において普及させてきたものです。

日本における企業年金は従来確定給付年金が多く、企業が支払って従業員が確定した金額を運用をもとに支払われるという年金制度です。

しかしながら高度経済成長期に設計されてた制度はバブル期を境に年金制度が逆ザヤを迎え運用が難しくなってしまい、確定給付が出来なくなり、制度自体が維持できなくなる事態を迎えてしまったのが現実でした。

そこで確定拠出型、ようするに確定した金額を企業が拠出(出して)それを従業員が自ら運用先を選んで自分の年金を自分で投資していくという制度に代わっていったのです。

これで同じ額をもらっても各々が受け取る年金額は増える人もいれば減る人もいるといったように、自己責任となったのです。

こうすることで将来に向けた投資が日本に根付いていったのです。これの個人版がイデコとなるのですが、企業とちがって拠出は自分の所得から捻出していくというわけです。

そのため、政府もこの拠出にたいして所得から差し引いていいという制度設計を取り入れることで社会保険と所得税の軽減効果があるとして、節税の機能を投資に持たせたのです。

これは裏をかえせば将来の自分が受け取る年金はある程度自己責任でやってもらいたいという、年金制度の実質の破綻を意味するように私は受け取っています。

ですので政府が進めている限り、やっておかないとあとは自己責任で知りませんよと言われているのです。

賢い人はこの所得の節税効果をしっかりと使いながら将来の年金を税金をすくなくしながら大きな運用益を得ようとしているのです。

ここまで聞くとイデコをやらない意味が分からないと感じるようになりましたよね。メリットしかないように思えます。

しかしながらデメリットも少なからずあります。節税を政府が保証している代わりに一度イデコに入れたお金は自分のお金であっても引き出すことは出来ません。60歳になるまでは銀行預金や保険のように出すことも借りることも出来ません。

ですので、節税になるからと言って上限額一杯に運用すると必要なときにお金がなくても出すことが出来ませんので注意が必要で、一定のゆとりが出た部分でイデコを始めることがいいと感じます。

NISAってなに?

つづいてNISAについてです。

これも投資という意味ではイデコとの似ていますので、よく比べられるようになりましたが、性質は全く違います。

まず、NISAには120万までのお金を使って運用益が非課税になるものがはじまりでした。運用期間は5年が最長となっています。

運用については色々な商品ラインナップがあるので投資が好きである程度今までに投資経験がある人にお勧めのように思います。

配当と運用益が非課税になるため、普通に株をやっている方には分離課税がかからない分お得になります。

それに対して積み立てNISAは一定の金額を毎月自動で買っていくというもので、投資コストが低くても出来るのでお手軽に始めることが出来ます。

証券会社によっては数100円から運用が出来るものもあるので手頃です。その分積み立ては個別の株なんかではなくて投資信託となるので各証券会社がもっている運用会社が作った投資信託を毎月買っていくようなものになります。

投資信託とは投資を運用会社が選んだ投資先からなる銘柄で運用をお願いしたものをパッケージプランとして買うものと思ってもらえばわかりやすいと思います。

ですので特色のあるラインナップがあるかわりに少しわかりずらいものもあります。ですからしっかりと何に対して投資しているファンドなのかは見極めておくことで運用がかわってきてしまします。

ただし積み立てNISAは20年間の非課税期間があるためしっかりと将来に向けて投資していくぶん、リスクは少なくなります。

このようにNISAは所得税や社会保険料の控除はありませんが、一定期間の利益に対する課税が免除されています。

あとイデコとの決定的な違いは途中でお金を出すことが出来るという点です。ここはメリットでもありデメリットでもあるところです。

将来の積み立てと思っていても、何か入り用になった時に解約して引き出せてしまうので、本当の意味での将来の資産形成には向いていないように僕は感じてしまいます。

ですので中期的な資産運用に向いているのがNISAであるように感じます。

では本題です。

NISAとイデコどっちがいいの?

NISAとイデコを今から始めるにはどっち?

このように悩まれている方は多いのではないでしょうか?

以上のことからこの2つは目的が全然違います。

結論として、僕が考える投資先としてはまず、積み立てNISAを始めることをお勧めします。一定の金額を少額であれ、長期にわたって積み立てていくことで、非課税を利用しながら運用益を確保することが出来るからです。

次に一定の余剰金が出来たのであればNISAを活用することもいいでしょうが、時期をしっかりと見極めておかないと景気のいい時期に買ってしまったものはその後景気後退局面で資産が減っているという恐れが出てきますので、投資のリスクをしっかりと取れる人がやるべきです。

積み立てにおいてはドルコスト平均法が取れるので時間でリスク分散をすることが出来ますので安心を確保することがある程度出来ます。

iDeCoですがこれも一定の所得の余裕がある方にお勧めします。例えば毎月かならず1万円は銀行に預金している、信金で積み立てをしている、などの使わなくて済むお金の行先に採用することをお勧めします。

でないと必要になった時にお金が下せないといった事態を招いてしまいますので注意してくださいね。

まとめ

ではまとめです。

NISAとイデコとどっちをやるべきか、ですが、まずは積み立てNISAの口座を作ることをお勧めします。そのなかでも手数料体系が分かりやすい証券会社を選び、商品ラインナップが自分にあったものを選びましょう。

安定的に運用が出来るもの、新興国の株など浮き沈みが激しいなど色々なリスク商品もあるので、その辺は好みの問題です。

次にiDeCoです、積み立てNISAは年間40万までと金額が決まっていますので、それ以上の運用になればイデコを採用するというのが将来の資産形成という意味ではいいのではないかと思います。

それ以上にゆとりのある方は一般のNISAを活用して非課税での運用をしてみるといいと思います。

ゆとりある老後はゆとりあるリスク分散と資産運用でやるといいですよ!

では今日も頑張りましょう!

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