どうも猿人です。
今日はお金を稼ぐことは汚いという間違ったイメージを持っている日本の社会風土をお金と投資という目線をもとに書いていきます。
お金は汚いものか
日本ではお金を稼ぐということが悪いという風潮があります。これは今までの歴史が大きく影響しているように思います。
10数年前に村上ファンドが金儲けをして何が悪いといって世間から大きく叩かれたのは覚えている方も多いのではないでしょうか?
しかしながら時代も進み、村上ファンドも娘さんが活躍され、村上世彰氏もまた今、注目をされてきています。
当時は論点がお金を稼ぐということが悪というようなフューチャーのされかたでしたが、悪いのはお金ではなく、その周りで行われた行為そのものです。ですので決して投資が悪いのでもないし、ベンチャーキャピタルが悪いわけではありません。むろんお金もです。
これは時代がようやく投資の重要性という意味で、村上氏の考えについてこれたということでもあります。当時は株のデイトレードなどがもてはやされ、1日に何億円もトレードをして楽して稼ぐことが、一生懸命働いて給与をもらっている世間の反感をかったのです、これはごく一部の天才であってほとんどの人は稼げてはいません。ですのであたかも株をやっているみんなが楽して儲けているというイメージがついてしまったのも当時の村上氏の発言等も重なってお金は汚いというイメージがブランディングされたと思われます。あと嫉妬ややっかみもある気がします。
そもそもお金ってなに?
そもそもっお金って何だろう。ってことになります。みんな必死に稼いで生活をしていますが、お金は手段でしかありません。お金でお腹は満たされないですし、楽しくもありません。
僕が考えるお金は時間です。時は金なりとはよく言ったもので、本来なら自給自足をして自分で作れば腹は満たされます。服もカイコを飼って糸を紡ぎ、衣服をつくりればいいのです。住居も木を切って日曜大工をして立ててしまえば家を買わなくてすみます。
ではなぜそうならないか、時間がいくらあっても足りないからです。ですから人は自分の価値を売って、その対価でお金をもらい、それを欲しい何かに支払って自分では用意するのに時間がかかるものを手にするという、時間をお金という金融プロセスを使うことで補っているのもです。
ですからお金が余ったところから足らないところへと融通することで利息を払うというのが金融の始まりで、それによって経済が成長してきたので金融というシステムが発達してきたのです。ですからお金を融通することが社会を円滑に回していく最適解なのです。
投資家の持つ意味
まず投資家と銀行の違いについて
銀行も投資家もお金を扱っているという面では同じです。あと投資や貸付をするという面においても。
決定的な違いは投資家は銀行のような担保を取らない点です。ようは投資家は不動産のような担保を取らないのでハイリスクであるというこという側面もあります。銀行は事業モデルがうまくいかなく立ち行かなくなった場合は最悪、債権を回収し、現金化を図ります。これはどちらかが良くて、どちらかが悪いという問題ではありません。どちらにもいいところがあるからです。
ただ投資家という性質は一般的にはあまり知られていなく、銀行ほど身近にないため、どうしても敬遠されてしまっています。
しかしながら投資家がいないと素晴らしい技術や才能やビジネスモデルをもっているが、担保となる不動産等を持たない起業家は資金を得ることは出来ません。ですので投資家は銀行以上に事業を見極め、起業家の本質を見極めてお金を融通する必要があるのです。
ですから投資した先が上場となった際にはそれまで投資していたお金が何倍にもなって帰ってくるのです。キャピタルゲインも大きいというわけですね。ただ投資家もお金を必ず回収しなければ、ベンチャーキャピタルであれば信用を無くしますし、次のファンドにお金を預けてもらえないでしょう。
ですから起業家と投資家は一蓮托生となって事業を成功へと導いていくのです。
グーグルやアマゾンがなかったら
今でこそアマゾンやグーグルなんて生活の当たり前になっていますが、これもその可能性を信じた投資家が起業家を信じてお金を出してくれたからなのです。
こうやって社会の当たり前を作って生活を豊かにすることこそがお金の仕組みと、投資の本質です。ですから間違ったイメージは社会を前に進めることの足かせになっているのです。
もしアマゾンやグーグルに誰も見向きもしないで、投資が行われなかったらと考えたら、未だに僕たちは住み暮らす地域のもの以外は買うことが出来ず、遠く離れたおいしいものはお土産で買ってきてもらうくらいで、調べ物をするのに夜中であれば翌日、朝10時に開館する図書館に行って何万冊もある中から情報を仕入れていたのです。
このようにお金と投資で得ることが出来る社会的価値は大いにあります。
僕たちは投資やお金は汚く、悪であるというイメージを払しょくするためにも正しいお金の概念をしっかりと学ばなくてはいけないのです。
この考え方を身に着けると個人における投資においてもなんとなく答えが見えてくる気がしますよね。
まとめ
投資とは社会への貢献を応援するための資金である。自分では出来ない社会課題を解決する術を持つ会社や起業家にお金を預けることで、その事業を後押しすることが出来ます。そしてその成果が事業として大成すればその配当を得ることや、株価の上昇により利益を得ることが出来ます。
しかしながらその事業が成功するかしないかはわかりませんので、リスクが伴います。ですので株式に投資をする際には注意が必要です。
お金はその支援を決めるための手段です。もし応援したい事業があるのならその会社で働けばそれも応援ですし、ボランティアをすることも出来ます。でも時間に余裕がない人が出来るのがお金の支援です。お金とはそうした時間を買う手段でしかないのです。
以上のようにお金も投資も自分の信念をもってうまく付き合っていけば、大きく運用することも出来るでしょう!
コメント