新卒の扱いに悩む中堅へ

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猿人
猿人

どうも猿人です今日は新人の教育係向けに記事を書いていこうと思います。

新人指導の難しさ

昨今の新人指導の難しさは多くの中堅世代の悩みにタネになっているのではないでしょうか?

それは世の中のながれであり、仕方のないことかもしれません。。

しかしながらパワハラ、セクハラ、カスハラなどとにかくハラスメントや働き方改革の流れで、現場は色々な気遣いで教育係や指導者、または上司が病んでしまうというケースが大いに出てきているのではないでしょうか。

それは30代から40代の中堅世代が多くのストレスを抱えているように見えてきます。

ではなぜ新人を教えるのがここまで難しくなってきているのでしょう。

まず、連絡報告がない、謝罪がない、敬語が使えない。など多くのおじさんおばさんが気になるところが満載であるのではないでしょうか。

私もおじさんなので若い社員と話していると大いに違和感を感じる時があります。

しかしながらそれは向こうとて同じであると私はとらえるようにしています。

よくうちの社員が新人が理解できずに愚痴をこぼしてきます。それに同年代の社員や幹部が一緒になって愚痴を言いあいある種の連帯感を得ているのです。

それはそれで結束していいのですが、世代間での分断が起こってしまっているなと感じていて、危機感を覚えます。

新人が間違っているのか指導者が間違っているのか

色々な現場や職場に出入りして話を聞いていくと新人が育たないや、すぐに辞めてしまう。何を考えているかわからない、等々日常のように効く話です。

では逆に若者はどうとらえているのか、たぶんですが、全く同じことを考えているのではないでしょうか。何を考えているのか分からない、言っていることが理解できない。だから何で怒られるのかが分からない、だから辞めてしまう。

これでは負のスパイラルですし、解決策には絶対にたどり着くことはありませんね。

ではなにが理解できないのかを紐解いていかないといけません。

まず人手不足の日本において、人材を使い捨てるというバブル崩壊後の不景気の非正規雇用の考えを捨てなければなりません。ぞんざいに扱ってやめてしまえば次を採ればいいなんて言っていたらあっという間に人手不足倒産に見舞われてしまいますよ。

冗談ではなくコロナ後の倒産で多くの企業が人手不足により事業継続を断念している現実があります。

ですから今いる人材をどうやって育てるか、会社における稼ぎ頭に育てることが出来るかが今の教育係や先輩、上司の仕事が出来るかどうかの指標になってくるのです。

また使えないと勝手にレッテルをはっているのは使い方が分からないあなたが無能なだけであるといえるかもしれません。

一度愚痴をやめて新人が何を考えているのかをよく考えてみるとそこには大きな学びと思いもよらぬ資産が眠っているかもしれません。

見方を変えるだけで新人が変る

新人は誰でも通ってきた道です。あなたも私もその道を通ってきて今があります。

自分が新人だったことを思い出してみてください。先輩や上司のいうことに違和感を覚えたことはなかったですか。

こうやったほうが効率がいいのにとか、この報告無駄だなとか、時間ばかりとって残業しているなとか数えればきりがない改善策を思いながらそのまま今の会社に染まっているのではないですか?

管理職が決めたことだからと仕方なくやっていくうちに当たり前になっていることがほんとうにこのDXや人材不足の時代にあっているか考えたことがありますか?

管理、報告の時間や無駄に長い決定事項のない会議やだらだら会社にいることが正義となっている残業。多くのことが実は無駄だと感じている若い世代は多いのではないでしょうか

今は色々なデジタルツールがあり、そこで管理していれば多くのことは省略することが出来ます。ですがそれを中堅や幹部が使えないからそこの新人の違和感が起こる。

それだけでなく中堅自体も意味が分かっていないことを新人に押し付けていることも多くある気がします。

それでは新人の言い分からしたら社会は無駄が多くて理解できないとなるのです。

今の世代はZ世代と言われそれだけでだめだと世間から言われていますが、それを作り出したのは今の60代以上の世代の教育や政治です。

むしろ彼らは生まれたときからインターネットにふれ、スマホを使い、SNSで交流をして育ってきています。

それに電話の取り方や受け答えがよくない、あいさつが出来ない、敬語が喋れない。コミュニケーションが取れないといって無下にしてきた中堅世代にこそ問題があることに気づかないといけません。

彼らは出来ないのではなく知らないのです。

家に固定電話はありませんし、個人情報の取り扱いが厳しくなってクラス名簿にも電話番号が記載のない時代にそだっていますからそもそも家に電話をして「誰誰君います?」かなんて会話をしたことがないのです。連絡網がないから部活の案内はメールやラインでやり取りしている世代ですから電話してアポを取るということをする機会がなかったのです。

ですから電話をするということをしてこなかったので苦手なのです。しかも物騒な世の中になって知らない人には声を掛けるなかけられても話すなと言われて育ってきているので、そもそも挨拶をしません。

これらは彼らが悪いわけではないのです。その環境下で育ったごく当たり前の行動なのです。

なのにそのバックボーンも知らない我われ世代はあれが出来ないこれが出来ないといって新人を悪者のようにいって愚痴るのです。

しかしながら彼らはコンプライアンスという言葉のある時代に生きていますから大変賢くスマートは部分を多く持っています。

ですから一度社会における常識であると教えてあげさえすれば変わります。やらないといけないことを理解するまでは時間がかかるかもしれませんが、やるべきことを理解すると考えが凝り固まった中堅層よりもはるかに早く飲み込んでしまいます。

逆に私たち中堅ベテランがデジタルで突然新人からプログラミングやシステムの変更などの依頼を明日までにやっておいてといわれても理解できずに出来ないまま次の日を迎えることとなるでしょう。

このように育った価値観や世界の倫理観は世代によって大きく異なります。ですからそれを上の世代がおかしいと叱責することや理解出来ないこと自体がおかしいのです。

ジェネレーションギャップは価値観と共に起こしうることなのでお互いがおかしいのではないかと考えをすり合わせていかない限り、今の日本における人手不足社会のなかでいかに若い世代を取り込むことが出来るかが経営において企業の存続において大切であるかがわかります。

まず自分の考えが正しいと思うことからやめてお互いの理解できない点を確認することから始めれば新人の教育、いえ自身の指導スキルの向上につながるのではないでしょうか

 

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